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コロナで外出制限 認知機能低下

[2020.08.12]

梅雨が明け、猛暑の日々が続いています。毎日毎日新型コロナウィルスの感染者数、感染している年齢で若者が多いが高齢者も増えている、家庭内感染が増えていること等、メディアからの情報に目を向ける日々が続いています。特に高齢者の方々は感染すると重症化するとの情報から、外出を控えstay homeされている人が多いと思われます。

朝日新聞85日の記事「コロナで外出制限 認知機能低下」がありました。この記事の内容を抜粋します。調査を67月に実施し、認知症治療病棟のある病院や特別養護老人ホームなどの940施設と、介護支援専門員(ケアマネージャー)751人が回答しました。調査の結果、施設の39%、ケアマネの38%が外出制限などにより認知症の人の状態に症状の悪化などの影響があったと答えました。特に、重度の認知症の人で症状が悪化したという。施設の入所者では、外出や家族や友人との面会の制限などによって不安が高まって同じことを何度も確認するなど精神症状の悪化、認知機能の低下が多かった。在宅の認知症の人は、デイケアやデイサービスの休止で体を動かす時間が減るなどし、認知機能の低下に加え、着替えなどの基本的な動作の能力が下がり、身体活動量も低下しました。調査した広島大学の石井信弥教授によると、「感染拡大が長期に及べば認知症の人への影響はさらに大きな形で現れる」と懸念しています。

今回のように新型コロナウィルスが、わたし達の日常生活に多大な影響を及ぼす始めての経験です。年齢が高くなれば、「怖い」という気持ちが強くなり、ご家族も心配されているのを目の当たりにすると、これまでの生活を取り戻すことはかなりむつかしいと感じています。高齢者の方の活動をいかに増やすかが課題です。

 

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