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帯状疱疹と予防ワクチンについての勉強会

[2022.10.28]

これまでにも、帯状疱疹について書いてきましたが、本日勉強会がありました。

最近テレビでよく、帯状疱疹予防ワクチンについての放映をみます。そのためか、徐々にワクチンを接種する人が増えていると感じています。

原因となるウィルスはどのくらい体内にあるの?

日本人成人の90%以上は原因となるウィルスが体内に潜伏してします。

いつ、症状がでてもおかしくないです。

どのくらいの発症率?

80歳までに約3人に1人が発症すると言われています。

長寿の日本人にとって、注意しなければならない病気です。

症状について

帯状疱疹は50歳以上で発症が増加します。神経にそってピリピリした痛みがあらわれ、その部分に赤い発疹が出てきます。

痛みは徐々に増していき、夜も眠らないほど激しい場合もあります。

症状は多くは上半身にあらわれますが、顔や目、頭などのあらわれることがあります。

3か月以上痛みが続くことも

皮膚の症状が治った後も痛みが残ることがあります。3か月以上痛みが続くものを帯状疱疹後神経痛と呼びます。

「刺すような痛み」や「焼けるような痛み」と表現され、数年にわたって痛みが改善されないこともあります。

事実、わたしの友人が数年経過しても、帯状疱疹後神経痛に悩まされています。

50歳以上で帯状疱疹を発症した人のうち、約2割の人が後遺症があると言われています。

予防注射(シングリックス)の効果

帯状疱疹に対する予防効果は50歳以上で97%1)

70歳以上で90%2)でした。

1)Lal H. et al: N Engl J Med. 372(22), 2087-2096.2015

2)Cunningham Al. et al: N Engl J Med. 375(11), 1019-1032.2016

新型コロナ感染との関係

アメリカの研究では、新型コロナを罹患した場合、帯状疱疹のリスクが増加するとの報告がありました。

 

まだまだ日本では予防接種を受ける人が少ない状況です。

予防に勝るものはないと思います。

すこしでも興味がある方はお気軽にご連絡ください。

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