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10月19日は「イクメンの日」

[2019.10.18]

10月19日は、10(トウサン・父さん)、19(イクジ・育児)の語呂合わせで、「イクメンの日」とされています。

2010年6月、元長妻昭労働大臣が少子化打開の一助として「イクメンという言葉を流行(はや)らせたい」と国会で発言し、男性の子育て参加や育児休業取得促進などを目的とした「イクメンプロジェクト」を始動させたのをきっかけに、同語は一気に浸透しました。2009年に改正された育児・介護休業法施行とほぼ同時期です。2010年に「新語・流行語大賞」のトップテン入りして、現在まで10年が経過しました。元長妻大臣の言葉にもあるように、世界的に見ても、日本の男性の育児休暇取得率は1.23%(女性の育児休暇取得率は9割)ときわめて低いのです。そこで、厚労省は「子育て中の働き方の見直し」や「父親も子育てできる働き方の実現」といった改正点を新たな育児・介護休業法に盛り込むことで、男性の育児休暇取得率を2017年度には10%、2020年度には13%に引き上げることを目標としていますが、現実はいかがでしょうか。

小泉新次郎氏が、育児休暇を取得する?と発言したことで、かなり物議をかもしています。男性は外で、女性は家庭でという意識が根強くあります。現実には、女性の就業率は2018年働く女性の割合が過去最高になりました。総務省が8月31日に発表した7月の労働力調査によると、15歳から64歳の女性の「就業率」が69.9%と前年同月比2.1ポイント上昇、過去最高となったのです。結婚して、妊娠して、出産しても働きたい女性は増えていますが、育児になると日本では女性の負担が他の先進国と比較すると非常に大きいのが分かります。

新聞で、育児休暇を取得した人がクローズアップされることがあります。それは、珍しいからであり、女性では当たりまえのことなので、どのメディアもとりあげてくれません。それほど、日本では男性が育児休業することに、高い壁があり、話題になるのです。「女性活躍の推進」と、声高だかに言われていますが、女性が働ける環境を整えることが、まだまだ課題であります。と思います。

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