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貧血

貧血について

健康診断で貧血を指摘されることがあります。貧血の目安となるヘモグロビン濃度の値は、血液1dL中に男性で14g以下、女性で12g以下、男女差がなくなる高齢者では11g以下が貧血と診断されます。

 

貧血の症状

長い期間貧血状態である方に起こりやすい症状として、めまい・動悸・息切れ・慢性的な疲れやすさ・倦怠感・頭痛・顔色が悪い・胸痛などがあげられます。症状が進むと手の爪がスプーン状に湾曲していたり、口角(唇の両端)に炎症が起きることもあります。

最も多い鉄欠乏性貧血について

原因

■ 偏った食事や過度なダイエットによる鉄分の不足
■ 妊娠中や授乳中、胎児や母乳に鉄分をとられる
■ 胃の切除や胃酸の分泌が低下することによる鉄の吸収低下
■ 月経過多、潰瘍、痔など失血による鉄の排泄増加       など

治療

鉄分を確保できる食事療法が大切です。必要な場合は、鉄剤の内服や注射が行われます

女性の貧血

女性の場合、その生涯によって貧血となりやすい時期があります。月経では個人差がありますが、一回に20~140gの出血があるとされています。また妊娠・出産でもその体内の血液量は大きく変わります。それに加えて女性の中には極端なダイエットを行う方がいます。

急激なダイエットによって鉄分やたんぱく質などの栄養価が不足し、貧血が起こりやすくなります。このように女性は貧血になりやすいというイメージがあるため、貧血を指摘されても「仕方ないこと」と思ってなかなか精密検査をうけに行かない方が多いようです。

貧血を指摘されたら、一度は医療機関で検査をうけるようにしましょう。

 

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