あの赤ちゃんがもう、7歳‼
梅雨の合間の晴れの日々が続いています。洗濯日和になりました。
昨日、大分での新型コロナの感染者は0名と報告され、心からほっとしています。感染しないように各自が注意するのみです。全国的には大規模接種、企業や大学等でワクチン接種が始まろうとしています。少し明かりが見えてきたと感じました。
ところで、わたしは助産師の免許も持っています。これまで母乳哺育に関して研究等をしてきましたし、深い関心を抱いています。7年前のことですが、わたしの友人の娘さんがお産をしたと連絡をうけました。彼女が生まれた当時から知っていますので、赤ちゃんをみたいなと思い、大分に戻りすぐに友人宅に出向きました。本人の希望は母乳で育てたいでしたが、授乳の様子をみるとうまくできていませんでした。偏平乳頭でしたので、赤ちゃんが吸い付いてくれないのです。母親は、母乳を与えることがうまくいかず、かなりブルーになっていましたので、何とかしなければと思わされました。わたしは、母親の母乳のでも良いし、この乳房だったら介助次第で、母乳哺育ができると判断しました。病院から退院後7日くらい過ぎていましたので、赤ちゃんは楽に哺乳瓶からミルクを吸うことを覚えていましたのでなかなか手ごわく、でも介助はあきらめず、母親を励ましながら行いました。なんとか吸うことができるようになりましたが、わたしは鹿児島に戻らなければならないので、信頼できる助産師にあとをお願いしました。後に、この助産師と話しました。入院中に援助できたら、楽に授乳ができ、母親のストレスにならずに済んだのにと共通の思いでした。うまくリレーができ、母乳栄養を確立できたことは、助産師として誇らしいことです。
その赤ちゃんが本日7歳になり、小学校1年生になりました。3歳まで母乳を与えたとのことです。
母乳哺育に力をいれている施設、力を入れていない施設、それぞれです。出産施設が減少するなか、希望の施設を探すのは難しいかもしれませんが、生涯に何度も経験しないことですし、楽しいことですので、希望を叶えるような施設を選び、助産師さんは希望をかなえるように援助をしていただきたいと願います。自分のお産から育児までを考えて、バースプランをたててみましょう。